術後2日目の自立と清潔

骨折治療記

夜中の騒音と朝の回診

12/31は術後2日目でした。
この日は夜中から相部屋に入っている相方さんの痰の吸引などもあり、朝4時に目が覚めました。
まだ病棟全体が真っ暗で外に出ることは基本的にはできませんでした。
しびんに尿を入れたあとは、やれることもなく、スマホをずっといじっていました。
しびんは出したら早いタイミングでナースコールして洗ってもらうのですが、当直看護師が相方の対応で忙しく、匂いがかなり残っていました。
できるだけ自分から引き離したのですが、それでも結構きつかったです。

朝7時から8時までの間に先生が来てくれて、簡単な声かけをしてくれました。
今の時期はただひたすら傷口を冷やして無理のない範囲で動くことしかできないので、年末年始はのんびりして欲しいとのことでした。
理学療法士などが行うリハビリもやっぱり4日から始まるようで、実質術後1週間は放置となりました。
じんわりと痛みはあるため、本格的なリハビリができないというならのんびりするのですが、やることは何もありませんでした。

入浴と髭剃りと歯磨き

スマホばかりいじると疲れてしまうし、術後全く風呂に入ってなかったので、髪は脂でギトギト、髭は伸び放題でベタベタでした。

朝食後、トイレをお願いしたのですが、若い看護師さんでした。ケンケンとかでも大丈夫だと申し出たのですが、とりあえず車椅子に乗ってほしいとのことで、看護師の指示に従いました。
自分の体重の重さなど考えると、申し訳ないと思いました。
戻ってきて、看護師同士で話し合った後、次回以降は1人で行っていいと言われました。
多分重すぎたことと、トイレから出るまで外で張り付きになるので業務用ができないからだろうと思いました。
自分の主張もあって、できることはやらせるようになったのかもしれません。

そして、予定では最後の点滴だと思っていたのですが、本日の20時までは点滴すると言われました。
点滴の管が取れてからお風呂に入りたいと思っていたので我慢していたのですが、私が最後の1日と最後の1回を聞き違えていたようでした。

自分の好きにしていいのならと、とりあえずトイレは自分の意思で全てやることにしました。
また、元気が出てきたこともあり、介助はいらないので入浴したいことを伝えました。
医師に確認をとったのかはわかりませんが、少し待った後、例外的に認めてもらいました。

入浴するときは、左足を床につけず、左手は点滴のため、ほぼ右手オンリーで入浴することになり、かなり大変でした。
常に浮かしていることで左足の太ももが限界だったことや、左手の点滴の管が真っ赤に逆流するなどのトラブルもありましたが、カラスの行水クラスのスピードでざっと全身を洗いました。
髪の毛がスッキリしてすごく気分が良くなりました。
年末だし、自分の汚れをできるだけ落とせた気がしました。
そして、入浴して気がつきました。
介護用の少し高めの椅子がないと入浴できないと。
急いでネットなどで探し回り、自分に合いそうな介護用の入浴椅子を妻に依頼しました。

入浴でさっぱりしたあとに気になるのは髭と歯磨きでした。
髭剃りも妻に持ってきてもらっており、歯磨きセットも同じように持ってきてもらっていました。
今までは車椅子の時には看護師がセットだったので気が引けていたのですが、自由にしていいならこれも自分で全部やろうと思いました。
ということで、洗面所を探して髭剃りと歯磨きもしました。
どちらも立ち上がらなければいけないので立つ時は片足で立ち上がり、少しの移動や体の向きの調整はケンケンで対応しました。
髭を剃るなど、体を固定する必要がある時は片手を洗面台に置いて、体を支えながらやりました。

髭はバランスがうまく取れず少し剃り残しがありましたが、歯磨きは意外と簡単でした。
周りの看護師からは危なっかしく見えるようでしたが、かなり注意を払っていることや、自分の体力を考えながらやっていることを伝えました。そして、危ない時はすぐに声かけすることも伝えました。
早く退院したいということもあり、左足には荷重をかけないということを命題に、できることは全てやって不自由ができるだけ少ない入院生活となることを心がけました。

今更ですが、こんなものもあるんですね!ちょっと怖いですが使ってみたらきっと楽だと思います!

痛みと引き継ぎと点滴

ただ、術後に動いていなかったこともあり、急に活動していると、荷重をかけなくても左足に負担がかかるみたいで、傷口から少し痛みを感じました。
でも、少し痛いからと言って何もしないということは、治るまで何もしないということにつながる気がして、耐えられないもの以外は普段の生活と同じように活動し、痛みを感じるようになったら少し休憩を繰り返して日常的に過ごすようにしました。

そして、この日は来年の仕事の引き継ぎのラインも作りました。
私としては最大90日までは休むつもりなので、そこまでの視点で引き継ぎを作りました。
送信前に最後の確認はするのですが、出来る限り漏れなく、私がいなくても業務が回るようにしているつもりで作成しました。送信は仕事始めになる1月4日を予定しています。

そんなことをしている間に最後の点滴となりました。
最後の点滴は割とあっさりと終わりましたが、看護師が忙しすぎて終わってても外しに来ないので、ナースコールを押しました。
落とす速さを調整していたので、大体時間はわかっていると思いますが、なかなか来なくて尿意を我慢するのが大変でした。
やっと来てくれて、点滴の管を外してトイレに行き、就寝時間となりました。
点滴の管が外れたことで、今後の入浴やトイレなどの制限もかなり軽くなり、なんとなく解放された気持ちになって、歩けないけど少し明るい気持ちになることができました。

夜中の眠れなさと消灯

夜中になりました。相部屋の相方がすごい大音量で咳を出していました。
その音、看護師が来る時のライト、吸引の音などで全く眠れませんでした。
大変だろうと思うのですが、良質な睡眠が骨を作る要素でもあるので、できるだけ目を瞑っていました。
まだまだ起床時間まで長かったのですが、30分に1度くらいの頻度で吸引が行われており、眠れそうにありませんでした。

まとめ

術後2日目は自立と清潔に努めましたが、左足の痛みと眠れなさに悩まされました。
先生や看護師さんのおかげで何とかやれることも増え嬉しいことも多かったです。
明日は新年。2024年はここが1年の運気の底だと思い、少しづつ運気上昇を目指します。

この記事を書いた人

アラサーリーマンで一児の父。日々過ごす中で気が付いたこと、面白かったものなどをシェアします。

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