今回のメインどころは朝一の国内線の沖縄行きの便に乗るためにどうすればいいかということで、国際線で空港泊に挑戦しました!
旅行などで飛行機を乗る人はほとんど見ることができない深夜の羽田空港に迫ります(笑)。
以前までのお話はこちら






- 羽田→沖縄は朝一は7:50出発!始発が間に合わないかも??
- 空港から一番近く、比較的部屋を取りやすいビジネスホテルは蒲田駅だった
- 羽田空港は国際線のみ全フロア24時間営業(店舗はその限りではない)
- 電車は前日の終電で…終電だけど結構人が多いです。
- 出発フロアは空港の顔!綺麗なイルミネーションだったけど席がない!
- 2階到着フロアは意外と席が空いててかなり使い勝手が良かった。
- 朝方から移動しないと朝一ラウンジは使えない
- 本当に人っ子一人いない国内線フロアはある意味異様でした
- 朝一ラウンジも本当に人がいない。写真撮り放題です
- 朝一の修行レグは最高の一言に尽きます
- 機内食(朝食)は軽めのサンドイッチがメインです
- お茶請けの菓子はビスキュイというめちゃ美味い菓子
羽田→沖縄は朝一は7:50出発!始発が間に合わないかも??
羽田空港から沖縄空港までの朝一の便はなんと7:50発です。
搭乗開始時間が出発の20分程度前からなので、7:30には搭乗ゲート前についていたいところ。
ということは、チェックイン等もろもろを考えるとさらに30分前の7時には羽田空港に到着しておきたいところです。
そして、我が家からだと最短で6時過ぎには家を出ていないといけません。
そこからさらに逆算すると起床時間は4時台後半に起きなければいけません。
交通ルートは確保されたものの、できるだけ睡眠時間を確保したいし、泊まれるところがあるなら泊まって朝一ラウンジを楽しんでみたい(笑)。
そう思った私は空港近くまたは空港内で夜明かしできるところを探しました。
空港から一番近く、比較的部屋を取りやすいビジネスホテルは蒲田駅だった
まず初めに探すのはビジネスホテルやカプセルホテルです。
以前までの記事を読まれた方はご存知かもしれませんが、修行は安く済ませたいがモットーなので、別段豪華じゃなくてもいいんです。
泊まれるところは最低限寝っ転がれればそれで良しくらいに考えています。
だから宿泊施設だけで検索すると…実は蒲田駅周辺が一番多いということがわかりました。
ちなみにシーズンにもよりますが、蒲田駅周辺の宿泊施設は素泊まり2500円程度で利用可能です。
私も最初はそのあたりで休憩または漫画喫茶のナイトパックでも…と思っていたのですが、よくよく調べてみると、羽田空港って24時間やっているということがわかりました。
それなら24時間やっているところで時間を潰した方がお得なんじゃないか??と思って再度調べなおししてみました。
羽田空港は国際線のみ全フロア24時間営業(店舗はその限りではない)
羽田空港について調べてみると、国内線は深夜の営業がありませんが、国際線は24時間全フロアが利用できるということがわかりました。
店舗については時間帯によって利用できないところもあるようですが、24時間やっているコンビニもありましたし、ご飯を食べられるところもやってます。
しかも待合ベンチは結構寝床として使われていることが多いので、頑張って探せば意外と寝れるんじゃないか?という希望も見えてきました。
ここまでわかれば後は覚悟だけなので、当時28の私はすぐに覚悟を決めて羽田空港国際線内で一夜を明かす…空港泊をすることに決めました。
電車は前日の終電で…終電だけど結構人が多いです。
降り立った羽田空港国際線。
私の家からは終電の電車で乗ったので、特別なことでもない限り人はほとんど使っていないはず、と思っていたのですが、国際線で降り立つ人は意外にも結構多め。
パッと見ただけで私の車両で10人程度が降りていました。
旅行に行く格好をしている人も多かったのですが、中にはスーツを着込んで移動している人もおり、仕事の大変さを思い出してしまいます。
出張はほとんどない職場ですが(笑)。
空港案内図を見てみると、2階は到着、3階は出発フロアとなっています。
どちらも問題なく使えるのですが、ベンチの数が多いのは出発フロアです。
なんせチェックインロビーとなっているだけでなく、4階は飲食・土産のお店、5階は展望エリア等になっています。
3,4,5階はどこにでもある程度ベンチがあるので比較的寝床が見つかりやすいということで3階に進みます。
出発フロアは空港の顔!綺麗なイルミネーションだったけど席がない!
3階の出発フロアに着くと最初に見えるのが天井まで届くような綺麗な装飾です。
さらに床や天井に雪の結晶のようなきれいなライトが充てられていて、季節を感じさせてくれます。
ただ、写真の奥のほうを見てみてください。
実はベンチは90%くらい埋まっています。
ほとんどの人は座ったまま待っているのですが、中には寝てしまっている人もいます。
深夜遅い時間帯の便や朝一の便に乗る人も多いはずなので、これは仕方のないことなのかもしれませんね。
さて、じゃあ4階も見てみるか・・・・。
まぁ、空いてるわけないですよね。
4階は江戸の街並みを再現したような作りなっているので、茶屋の腰掛みたいなつくりのベンチが多いのです。
ただ、そこにはすべて人の荷物か寝転がる人々の姿がありました。
ほとんどの人は寝っ転がってスマホやタブレットをいじっていたので、写真は撮れませんでした。
さて、5階に上がります。
おいおい、なんでこんなに人がいるんだ??
写真は5階へのエスカレーターを降りてすぐのところですが、すでに見える通り、目の前の腰掛はほとんど埋まっていて寝転がることができるような状態ではありません。
次にこの写真ですが、ベンチにほとんど人が寝ている。
そしてわきのベンチも同様です。
もう、かなりきっつい…。
だって、このフロアは奥にある円形のベンチでさえ人が曲がりながら寝っ転がってるんだもん…。
終電だったこともあって、良い席は全部先客に取られてしまったようです。
もう一度4階、3階とみていき、どうせ開いていないだろうと思いつつも2階へと移動を始めました。
この時点で0:10を回っています。もう寝たい。寝ないならこの時間に来た意味がない…などと思っていました。
2階到着フロアは意外と席が空いててかなり使い勝手が良かった。
3階から2階へと降りると、意外にも席は空いていました。
それも3席連続で空いているところが遅い時間にもかかわらず数か所ありました。
これ幸いと一ヶ所場所を取り、とりあえず寝っ転がります。
寝ているときに取られたら困る財布、パスケース、鍵、スマホ、眼鏡などの貴重品はカバンに入れてしっかりと口を閉じて枕の代わりに使います。
利用時期が冬で、フロア全体に暖房が効いていることもあり、上着を掛布団代わりに使えば結構しっかり寝ることも可能です。
今日はここが私の寝床!と思ってまったりしていたのですが……。
到着フロアだからか、結構人の移動が多いんですよね。
それこそ到着ロビーから出てきて周りのベンチで荷物の確認をする人や、航空会社の人の移動なども多く、仮眠の質はあまり高くありませんでした。
朝方から移動しないと朝一ラウンジは使えない
実は朝一のラウンジは5:15から始まります。国際線から国内線を結ぶ無料シャトルバスのスタートは5:00から始まります。
移動時間はおよそ7分程度で、ものすごく急いで移動すればギリギリ一番利用になることが可能です。
ということで、今回はこの最短ルートで向かいます。
シャトルバスの発着は国際線1階の外にある停留所に止まります。
あまり眠ることもできなかったので4時前くらいには起きだして、最終的なバスの時刻表の確認とラウンジまでのルートを確認し、5時前までゆっくりと体をほぐして準備します。
ちなみに24時間やっているコンビニは国際線1階のローソンになります。
おにぎりなどの軽食も取り扱っていますが、土産物なんかもあるので結構利便性は高いです。
快適に過ごしつつ空港で夜を明かす場合は是非ご利用ください。
私は無論使いませんでしたが(笑)。
朝一のバスなんて乗るやついるのかよ!と思ったら外には10名弱の列ができていました。
1月初旬の朝5時前は非常に寒く、よく待つなぁなんて思いながらも自分も並びます。
正直寒すぎて手袋を外すことができなかったので写真は撮れませんでしたが、何もなく、ビル風のように風が吹きすさぶので、寒さが異常に感じられます。
シャトルバスは時間通り到着して国内線側に到着しました。
本当に人っ子一人いない国内線フロアはある意味異様でした
国内線についてみると、本当にお店もやっていなければ人もおらず、本当に静かなところになっていました。
と言いつつ、私が乗っていたバスが人を運んでいるので実質的には人がいないわけではないのですが、私の横から抜いていく人以外は本当に人がほとんどおらず、こんなに静かな空港は初めてで、かなり異様な光景の中にいるんだな、と思いました。
どこまで行っても人がほとんどいないし、天井は高いし、奥行きもかなりある空間ってほとんどないので、とても特別な空間にいるような気がして、朝方5時過ぎなのにめちゃくちゃテンションが上がったのを覚えています。
朝一ラウンジも本当に人がいない。写真撮り放題です
実際は一人だけ先を越されていたんですが、本当に人がいない空間に入ったように感じられました。
外は真っ暗、人はほとんどANAの人だけ。
食器や雑誌、新聞なども綺麗に整っていて、人の話し声も全く聞こえない。
静寂という言葉が似合っていて綺麗なラウンジの空気に緊張すらしました。
でも、実際にそう感じたのはほんとに数十秒です。
そっからは写真撮影です。
被写体に人が映ってないって最高です(笑)。
これをチャンスとめっちゃ写真を撮りまくりました。
ほとんど宣材写真に使えるんじゃないかってくらい人がいない写真を撮って回って、席に着きました。
この席は朝日と滑走路などを一望できる最高の席ですが…なんと朝一特権でしょうか?
席に着いてから数十分だけ窓のカーテン(ブラインド)が閉まっていたのです。
雨や台風の日などは使ったことがないのでわからないのですが、基本的にラウンジの窓はカーテンなどの遮光はほとんどされておらず、上から下まで閉まっているのは見たことがありませんでした。
これは結構レアなのでは?と勝手に思って、それすらも楽しみながら搭乗時間までの待ち時間を堪能しました。
自動でこんな感じにブラインドが上がっていきます。
朝一の修行レグは最高の一言に尽きます
正直な話をすると、仮眠がほとんどできていないのでかなり眠くてフライトを楽しむ余裕なんてありません(笑)。
席についてすぐに寝られるようにしたいと思って自分の装備を最終チェックします。
上着はすぐに脱げるように準備を行い、荷物も整理してかさばらないようにします。
ラウンジのトイレで顔を洗って向かいます。
搭乗が終わって自分の座席に着くと、担当のCAさんから声掛けをされます。
「本日の担当をさせていただく〇〇です。離陸しましたら枕や毛布などをお持ちできますのでいつでもお声掛けください。」
この時の一言は自分の中でかなり印象に残っています。
多分仕事終わりから終電に乗って、ほとんど寝れずにヒゲ面(家を出る前に剃ったが)の私を見て、そう仰ったんでしょう。正直全部無視して寝ようと思っていた私にはかなりうれしくもあり、恥ずかしくもあり、お礼は述べたものの、変に緊張してしまって離陸前に寝るということはありませんでした。
機内食(朝食)は軽めのサンドイッチがメインです
離陸後数分でCAさんに寝具一式をもらった私はリクライニングを限界まで下に下げて眠っていました。
あまりの眠気に眼鏡をはずすのを忘れていたくらいです。
ふいに人の気配で目が覚めました。
なんと機内食が配られていました。私以外(笑)。
乗客が寝ているときは勝手に座席からテーブルを出してはいけないし、機内食も限界までは待っててくれるみたいで、私が起きたときは周りのお客さんが食べ終わって食器を片付けるときの人の気配だったようです。
早速すぐに気が付いてくれたCAさんが声をかけてくれて、かなり遅れての機内食スタートです。
なんか、国内線の飛行機で食べる食事のレベルを完全に超えてきているよね。
手間暇かけすぎだし、サンドイッチは冷たすぎることのない冷え方だし、スープはあったかいし、心と体にしみわたりすぎました。
しかもこんなにたくさんの料理なのにカロリーも朝向けの低カロリーで体への負担が少ないのもうれしいですよね。
しっかりとすべて食べ終わり、食後用にコーヒーをもらい、なんとお茶請けのお菓子までもらいました。
こうして朝方の疲労を効率的に回復させる3レグ目は終了しました。
お茶請けの菓子はビスキュイというめちゃ美味い菓子
余談になりますが、今回写真をアップしたお茶請けのお菓子はビスキュイという面白いお菓子です。
食べた人にはわかると思いますが、ビスケットとチョコを足して2で割った食感のお菓子で、しっとりふわっとしているのに食べ物としてはビスケットに近いような難しい表現になってしまうお菓子です。
ANA国内線で配布されているビスキュイはレーマンというメーカーが出しています。
レーマンは麦チョコ発祥のメーカーでチョコレート系の老舗です。
レーマンでのビスキュイの正式名称はフォンダンビスキュイといい、販売されているものと国内線用のものではパッケージが違います。
もしかしたら味も少し違うのかもしれませんが、パッケージ違いのものと食べ比べする機会がなくて確認していません(あまりに美味かったので後々購入して食べました(笑))。
ちなみにこのレーマンというところは老舗が過ぎるのか、店舗販売はほとんどしておらず、駅構内の販売か、一部の百貨店以外はネット販売のみとなっています。
私が買えたのも、かなり運がよく、催事で1か月限定で販売されているものを発見し、大人買いで数千円分買い占めました(笑)。
食べてみないとわからないので何とも言えませんが、コーヒーが好きな人は一緒に食べると最高に相性がいいお菓子の一つに入ると思います。
機会があればぜひ食べてみてください。
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