居酒屋ぼったくり1巻を読みました!心温めるラノベです!

最近はラノベを読むことが多くなりました。

職場の中で読み始めると結構時間がかかる自分の趣味よりも、簡単に読めて頭にスッと入ってくるラノベの方が自分にはあっていたようです。

しばらく読み続けると思ったので皆さんに紹介したいします。
今回読んだ本は「居酒屋ぼったくり」という本です。

姉妹で経営している街の居酒屋で起きるアットホームな出来事と居酒屋の料理、お酒が入り混じった心温まるラノベです。
最近、緊急事態宣言が開けたこともあり、ゆっくりとですが飲食業界も戻ってきてると思います。
コロナ前にこんな店を見つけたかったなぁと思える居酒屋の雰囲気を味わうことができますよ。

超簡単なあらすじ

東京の下町にある、小さな商店街。そこにある居酒屋「ぼったくり」は、亡き両親から店を継いだ美人姉妹の美音(みね)と馨(かおる)が切り盛りする店で、心のこもった料理と酒が提供される。

そんな店の中では、客の誰かが抱えるちょっとした困り事を、姉妹と人情派の常連たちが、旨い酒と美味い飯を味わいつつ、一緒に知恵を出し合いながら解決していく。

ウィキペより引用しました。
日々の中でちょっとした悩み事って結構あると思うんですよね。
家に帰って家族に相談するのも少し難しく、でも職場や友人にも言いにくい。
そんな悩みを色んな人の知恵を借りて解決していく本書は、最近少なくなってきた生身の人とのコミュニケーションの大切さを思い出させてくれます。

昔は色んな人の話を聞いて、自分なりに解決に導くのが普通だったのだと思います。
最近はネットで大抵わかるし、人との繋がりもネットが多いですから、なかなか新鮮に映る人も多いかもしれませんね。

そんなある意味新鮮な居酒屋の日常を描いたラノベなのです。

居酒屋ぼったくりの料理はどれも美味しそう

この本の面白いところは、料理がどれも美味しそうに描かれているということです。
1巻で出てくるのはおでんなど、居酒屋あるあるのようなメニューもあるのですが、タネの小咄や味わい方、そして何よりお酒との絡め方など、読み進めるうちにすぐにその肴でいっぱいやりたくなります。

居酒屋ぼったくりの名前の由来は、『この店の主だった父の口癖「誰ででも買えるような酒や、どこにでも出てくるような料理で金をとるうちの店は、もうそれだけでぼったくりだ」を連日聞かされた常連客がいっそ「ぼったくり」を店名にしてしまえと言ったからとか。
としていますが、どの料理をみてもかなり手間暇がかかっています。
それを文章でわからせて想像させて、最後にイラストで明確にさせるこのやり方。

帰りに酒と肴買っていくしかないじゃんか!と確実になります。
なんなら似た居酒屋探しをしたくなります。

居酒屋ぼったくりの酒の知識が半端じゃない

作者さんがお好きな方なのか、解説が非常にわかりやすいし、どんな肴に合うのかがイメージしやすい。
日本酒なら冷、熱燗、常温、その他の入れ方でどう変わるのかが明確で、自分で購入して飲む時にも意識して肴を用意したり、自分が食べたいものに合わせてお酒を選ぶことができるようになります。

一番嬉しいのは作中に何度も出てくる「自分が一番うまいと思う飲み物、飲み方が良い」というメッセージです。
これは本当に深い言葉で、食べ物もそうですが、自分が美味しいと思う飲み方、食べ方ができれば、それが一番いいですよね。満足度が高い方がいいに決まっている。

居酒屋ぼったくりのような店が近くにないか探してみたくなります

居酒屋ぼったくりを読んでいると、本を閉じた時に必ず「こんな店が欲しい。」とか、「こんな店の常連になりたい」とか思ってしまいます。
読んでいて居心地がいいのがわかるからですね。

居心地がいいところっていうのは必ずしも自分にストレスがない環境ではなくて、周りのことも自分のことも全部一緒になって考えたり話したり、いい意味で共有できて、いい意味で距離が取れる。そんな空間とかなんじゃないかなと思います。

コロナだけでなく、色んな意味で息が詰まりやすい昨今ですが、せめて自分の世界に浸れる本の中で居心地のいい空間を味わってみませんか?

この記事を書いた人

アラサーリーマンで一児の父。日々過ごす中で気が付いたこと、面白かったものなどをシェアします。

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